RIKKYO UNIVERSITY · ADMISSIONS RESEARCH

立教大学 学部研究
経営学部/異文化コミュニケーション学部/文学部(史学科・世界史学専修)

一般入試(学部共通日程)の倍率推移・配点・出題傾向を、大学公式の入試結果資料と過去問分析にもとづいて整理したページです。個人の受験メモではなく、同じ大学を志望する人向けの参考資料として公開しています。

最終更新:2026年9月 倍率データは大学公式PDFで裏取り済み 出典は各セクション末尾に明記
経営学部

経営学科・国際経営学科

一般入試「学部共通日程」(2/6・2/8・2/9・2/12・2/13)対象。2021〜2026年度の実物過去問(国語・世界史、計14本)を精査した出題傾向分析。

入試制度

試験日国語選択科目(1科目)外国語合計配点
2/6・2/8・2/9・2/12・2/13 現代文2題+古文1題 100点 世界史/日本史/政治経済/数学から1科目 100点 外部検定 or 共通テスト英語 150点 350点

共通テスト利用入試(3科目型400点・6科目型700点)は別方式で個別試験なし。科目選択の細目は年度で微修正されるため、出願前に最新の学生募集要項(例年11月上旬公開)で最終確認必須。

倍率の推移(経営学科・一般入試)

0.0 3.0 6.0 9.0 12.0 10.5倍 2020 9.5倍 2021 6.0倍 2022 5.1倍 2023 4.3倍 2024 7.0倍 2026*
年度志願者数合格者数実質倍率
20202,43422010.5倍
20212,7022769.5倍
20221,8913016.0倍
20231,6783085.1倍
20241,4063114.3倍
2026*4,7976857.0倍
* 2026年度だけ集計単位が違う点に注意。2020〜2024年は経営学科単独・一般入試(学部共通日程)のみの数字だが、2026年度は経営学科+国際経営学科を合算し、さらに一般入試(5日程)と共通テスト利用入試も合算した数字(志願2,908+1,889=4,797、合格372+313=685)。経営学科・一般入試だけで2024年までと同じ条件に揃えると、志願2,116・合格227・倍率8.7倍程度になる。学部全体の数字をそのまま前年までの行と単純比較しないこと。合格最低点は大学非公表。

出典:立教大学公式サイト 入試結果PDF(2020・2021年度分はWayback Machine経由)。第三者の裏取りにより全項目で公式資料と完全一致を確認済み(2026年9月)。

国語の出題傾向

現代文(大問2題、各2,000〜4,000字)

  • 出典ジャンルが非常に広い。進化生物学・死生学、言語哲学、社会学、フェミニズム論、認知科学など、人文・社会・自然科学の境界なく話題性の高い評論が選ばれる。
  • 社会の「今」を切り取った時事的な文章が好んで選ばれる(新型コロナのパンデミック論など)。評論だけでなく小説も出題される。
  • 設問は選択式+記述式(40〜50字程度の説明記述)の併用。全日程で記述式・漢字書き取りを課すと大学公式が明言。
  • 本文合致問題が独特の形式:五択で1つ選ぶのではなく、5つの記述それぞれについて合致/不合致を個別に判定させる。

古文(大問1題、800〜1,200字。漢文なし)

  • 物語・日記がほぼ同格の頻出ジャンル。『源氏物語』が最頻出(過去10年で複数回)。2024年度は『狭衣物語』からの出題実績あり。
  • 単純暗記でなく文脈判断込みの読解力を要求。助動詞・敬語の識別、主語特定(省略が多い)が最大の難所。古文単語600語程度が目安。

出典:立教大学公式サイト、複数の受験対策サイトが指摘する出題傾向と、2021〜2026年度の実物過去問(国語・世界史、計14本)を東進過去問データベース経由で精査した分析の突き合わせ。

世界史の出題傾向

  • 試験時間60分、大問2〜3題。マーク式+記述式(語句・単答中心)併用。
  • 正誤判定問題(「該当なし」選択肢あり)が頻出。消去法だけに頼れない設計。
  • 年代整序問題が各大問に最低1問組み込まれる、最も安定した定番形式。
  • テーマ史が極めて多彩:石油の歴史・音楽と戦争・発酵食品の世界史など、モノ・文化・地域を切り口に通史を横断させる出題が立教世界史最大の特色。「テーマ史が頻出」という傾向自体は複数の独立した受験対策サイトでも指摘されている。
  • 地図・図版・グラフ問題が例年組み込まれる(貿易路・植民地・勢力圏、絵画・建築の年代整序など)。
  • 時事性が高く、前年に起きたばかりの出来事が素材文に使われることがある。

個別の出題内容(どの文章・テーマが実際に出たか)は年度によって異なり、有償の過去問データベース限定でしか確認できない事例も多い。ここでは複数の受験対策サイトで独立に確認できた傾向のみ紹介。

英語(外部検定試験制度)

  • 大学独自の英語筆記試験は原則なし。英検・GTEC・IELTS・TEAP・TOEFL iBT・ケンブリッジ英検等のスコア、または共通テスト英語を得点換算。
  • 換算方法は大学非公表(出願締切後に全受験者のスコア分布から統計的に算出)。塾・予備校の換算表はすべて過去データからの推定値。
  • 合格者水準の目安(非公式):経営学科はCSEスコア2,300〜2,400点台、国際経営学科はやや高めで2,350〜2,400点台以上が目安とされる。
  • 4技能すべて揃ったスコアが必須。複数スコアは自動で最高得点採用。

対策のポイント

国語

  • 精読力より「時間内に本文と選択肢を正確照合する処理速度」が問われる形式。内容一致問題の反復演習が効く。
  • 現代文は評論・小説どちらも出る前提で対策する。
  • 古文は単語600語+文法を先に固め、主語特定の訓練を重ねる。

世界史

  • 通史を一周させたうえで、近現代史・戦後史に厚めに時間配分する。
  • 正誤判定対策として、暗記だけでなく因果関係・前後関係まで押さえる。
  • 資料集・地図帳で位置関係を確認する習慣をつける。

英語(外部検定戦略)

  • CSEスコアで2,300台後半〜2,400以上を目標にする。
  • 4技能スコアが揃っている試験なら複数受験して最高スコア採用の仕組みを活用する。
オリジナル模擬問題(国語・世界史)を見る

上記の傾向分析(現代文=人文社会論の評論、古文=物語ジャンル、世界史=テーマ史+正誤判定+地図知識)にもとづいて作成したオリジナル問題です。現代文は書き下ろし、古文は著作権切れの原典(『伊勢物語』)からの抜粋、世界史は完全オリジナル作問。本試験そのものではなく、傾向を再現した練習用教材です。制限時間の目安:国語75分/世界史60分。


国語 大問一(現代文)

次の文章を読んで、後の問いに答えよ。

対話型のAIが日常に浸透するにつれて、私たちは奇妙な感覚に直面するようになった。相手が人間でなくとも、言葉を交わす行為そのものは変わらず心地よい、という感覚である。これまで「コミュニケーション」という言葉には、暗黙のうちに「相互に理解し合おうとする二つの意識の存在」が前提とされてきた。ところがAIとの対話には、理解しようとする「もう一つの意識」が存在するという保証がない。にもかかわらず、私たちはそこに何らかの応答を感じ、時には慰めさえ受け取る。

この現象を単なる「錯覚」として片づけるのは早計だろう。むしろ、人間が言葉に何を求めてきたのかを問い直す機会だと捉えるべきである。哲学者マルティン・ブーバーはかつて、人と人との関係を「我と汝」の関係と「我とそれ」の関係とに区分した。前者は相手を固有の存在として受け止める関係であり、後者は相手を道具や対象として扱う関係である。AIとの対話は、一見すると「我とそれ」の関係にしか見えない。しかし対話を重ねる利用者の実感としては、しばしば「我と汝」に近い手応えが生じる。この齟齬こそが、現代における言葉の役割を考えるうえで重要な手がかりになる。

なぜ「それ」であるはずの相手に「汝」の手応えを感じてしまうのか。一つの説明は、言葉そのものが持つ力にある。私たちが言葉を交わすとき、実は相手の内面そのものに直接触れているわけではない。常に、相手が発した記号列を自分の側で解釈し、意味を立ち上げているにすぎない。つまり対話とは、本質的に「相手の内面を推測する自分自身の作業」の連続である。だとすれば、相手が人間であってもAIであっても、この推測の作業自体は同じ構造を持つことになる。違いがあるとすれば、相手が本当に内面を持っているかどうかを、私たちが最終的にはどうやっても確認できないという一点だけだ。

もっとも、この事実は言葉の価値を貶めるものではない。むしろ逆である。私たちが求めていたのは、相手の内面という到達不可能な対象そのものではなく、内面があるかのように応答が返ってくるという「関係の手触り」だったのかもしれない。とすれば、AIとの対話が慰めをもたらすことを軽々しく否定する必要はない。ただし、そこで得られる関係の手触りが、人間同士の関係が本来持っていたはずの責任や不確実性――相手を傷つけうるし、傷つけられうるという相互性――を欠いていることは、はっきり自覚しておく必要がある。

結局のところ、AIとの対話が問いかけているのは「AIに心があるかどうか」という使い古された問いではない。「人間はそもそも言葉に何を託してきたのか」という、より根源的な問いである。この問いに向き合わずに利便性だけを享受するとき、私たちは知らぬ間に、言葉を交わすことの重みそのものを痩せ細らせてしまう危険を抱え込むことになる。

問一 波線部ⓐ「浸透」・ⓑ「痩せ細らせて」のカタカナを漢字に、漢字は読みをひらがなで記せ。(各2点)

問二 傍線部①「奇妙な感覚」とは具体的にどのような感覚か。本文中の語句を用いて四十字以内で説明せよ。

問三 傍線部②「この齟齬」の説明として最も適当なものを次の中から一つ選べ。

ア AIには内面がないと知りつつも、対話に安らぎを感じてしまうという矛盾

イ 「我と汝」の関係は人間同士にしか成立しないと哲学が証明している点

ウ AIとの対話は「我とそれ」の関係に見えながら、「我と汝」に近い手応えを与える点

エ ブーバーの理論がAIの登場によって完全に否定されてしまったという事実

オ 人間はAIに対して「それ」以上の関係を望んではいけないという規範

問四 傍線部③「この推測の作業自体は同じ構造を持つ」とあるが、なぜそう言えるのか。本文の論理に沿って六十字以内で説明せよ。

問五 本文の内容と合致するものを次の中から一つ選べ。

ア 筆者は、AIとの対話に慰めを感じることを一貫して否定的に捉えている。

イ 筆者は、対話とは常に相手の内面を自分の側で解釈する作業だと述べている。

ウ 筆者は、AIには将来的に本当の心が宿ると予測している。

エ 筆者は、人間同士の対話には推測という要素は存在しないと考えている。

オ 筆者は、ブーバーの区分は現代においてはもはや無効だと結論づけている。


国語 大問二(古文)

次の文章は『伊勢物語』の一節である。これを読んで、後の問いに答えよ。

昔、男ありけり。その男、身をえうなきものに思ひなして、「京にはあらじ、東の方に住むべき国求めに」とて行きけり。もとより友とする人、一人二人して行きけり。道知れる人もなくて、惑ひ行きけり。三河の国八橋といふ所に至りぬ。そこを八橋といひけるは、水ゆく河の蜘蛛手なれば、橋を八つ渡せるによりてなむ、八橋といひける。その沢のほとりの木の蔭に下りゐて、乾飯食ひけり。その沢にかきつばたいとおもしろく咲きたり。それを見て、ある人のいはく、「かきつばたといふ五文字を句の上に据ゑて、旅の心を詠め」といひければ、詠める。

からころも着つつなれにしつましあれば はるばる来ぬる旅をしぞ思ふ

と詠めりければ、みな人、乾飯の上に涙落として、ほとびにけり。

問一 傍線部①「身をえうなきものに思ひなして」を現代語訳せよ。

問二 傍線部②「行きけり」の「けり」の文法的意味として最も適当なものを次から選べ。

ア 過去の伝聞 イ 過去の直接体験 ウ 詠嘆 エ 完了 オ 推量

問三 「八橋」という地名の由来を、本文に即して三十字以内で説明せよ。

問四 傍線部③の和歌に詠み込まれている技法として最も適当なものを選べ。

ア 序詞 イ 枕詞 ウ 折句 エ 縁語のみで掛詞は用いられていない オ 本歌取り

問五 この和歌に用いられている掛詞を一つ指摘し、それぞれの意味を答えよ。

問六 「みな人、乾飯の上に涙落として、ほとびにけり」とあるが、一同が涙した理由として最も適当なものを選べ。

ア かきつばたの美しさに感動したから

イ 男の和歌の巧みさだけに感心したから

ウ 和歌に詠まれた望郷・妻への思いに共感し、自分たちの旅を思ったから

エ 乾飯が思いのほか固くて食べにくかったから

オ 八橋という地名の由来に驚いたから


世界史 大問一

次の文章を読んで、後の問いに答えよ。

人類の移動の歴史は、しばしば「境界線の書き換え」の歴史でもあった。19世紀後半から20世紀にかけて、ヨーロッパ列強はアフリカ大陸において急速に勢力圏を確定させていった。1884年から翌年にかけて開催された( 1 )会議では、アフリカ分割の原則が列強間で取り決められ、以後アフリカの大部分は短期間のうちに植民地化された。この過程で、現地の民族分布とは無関係に引かれた直線的な国境線が数多く生まれ、後の地域紛争の火種の一つになったとされる。

20世紀に入ると、二度の世界大戦を経て植民地体制は動揺し始める。第二次世界大戦後、アジア・アフリカ諸国は相次いで独立を達成した。1955年には( 2 )でアジア・アフリカ会議が開催され、反植民地主義・平和共存を掲げる第三勢力としての結束が図られた。

問一 空欄(1)(2)に入る適語を答えよ。

問二 下線部「アフリカ分割」に関連して、20世紀初頭の時点でアフリカ大陸において独立を維持していた国を次のうちから二つ選べ。

ア エチオピア イ アルジェリア ウ リベリア エ コンゴ オ ナイジェリア

問三 下線部に関連し、アフリカ大陸南部で金・ダイヤモンド利権をめぐり1899年から1902年にかけてイギリスとブール人(アフリカーナー)との間で戦われた戦争の名称を答えよ。

問四 次のa〜dの記述のうち、内容が正しいものの組み合わせを後の選択肢から選べ。

a ドイツ領東アフリカは、現在のタンザニア本土にあたる地域を中心に成立した。

b フランスは「縦断政策」、イギリスは「横断政策」を掲げてアフリカで衝突した。

c 1898年、ファショダ事件はイギリスとフランスの間で起こった。

d ベルギー領コンゴは、国際連盟による委任統治領として統治された。

ア aとc イ bとc ウ aとd エ bとd オ 該当する組み合わせはない

問五 アジア・アフリカ会議で採択された、内政不干渉・領土保全の尊重などを含む十原則の名称として最も適当なものを、次の中から選べ。

ア 大西洋憲章 イ 平和五原則 ウ バンドン精神 エ 平和十原則 オ ワシントン体制


世界史 大問二

次の文章を読んで、後の問いに答えよ。

感染症の流行は、しばしば社会の構造そのものを変化させてきた。14世紀のヨーロッパでは、( 1 )と呼ばれる伝染病が大流行し、当時のヨーロッパ人口の三分の一が失われたとも推計される。この結果、労働力が急減し、荘園制を支えていた( 2 )の待遇改善が進み、西ヨーロッパにおける農奴解放の一因になったとされる。

近代に入っても感染症は歴史に影響を与え続けた。19世紀、( 3 )というインド発祥とされる感染症が国際的に流行を繰り返し、各国で検疫制度の整備が進んだ。20世紀初頭には、第一次世界大戦の終結期にスペインインフルエンザが世界的に大流行し、戦争の終結過程そのものにも影響を与えたと指摘されている。

問一 空欄(1)〜(3)に入る適語を答えよ。

問二 下線部に関連して、14世紀のペスト流行を題材にした作品として知られる、ボッカチオの著作名を答えよ。

問三 次の出来事ア〜エを、年代の古い順に並べよ。

ア スペインインフルエンザの世界的流行

イ 黒死病(ペスト)のヨーロッパ大流行

ウ 種痘法をジェンナーが考案

エ コレラの国際的流行の拡大

問四 次のa〜eの記述のうち、内容が正しいものをすべて選べ。すべて誤りの場合はeを選べ。

a 黒死病の流行は中国からモンゴル帝国の交易路を通じてヨーロッパに広がったとする説がある。

b ジェンナーの種痘法は、天然痘の予防を目的として開発された。

c スペインインフルエンザは発生源がスペインであることが科学的に確定している。

d 産業革命期のイギリスでは、都市の衛生環境の悪化がコレラ流行の一因となった。

ア aとb イ bとc ウ aとb・d エ cのみ正しい オ 該当なし(すべて誤り)


解答・解説

国語 大問一 問一 ⓐ しんとう ⓑ やせほそらせて/問二 解答例:AIが人間でないと分かっていながら、対話によって心地よさや慰めを感じてしまう感覚。(40字程度)/問三 ウ/問四 解答例:対話とは常に相手の内面そのものではなく発せられた記号を自分の側で解釈する作業であり、その構造は相手が人間かAIかによらず変わらないから。(65字程度)/問五 イ

国語 大問二 問一 我が身を役に立たないものと思い込んで/問二 イ(過去の直接体験。地の文の実体験描写として直接的叙述と解する説が一般的)/問三 水路が蜘蛛の足のように八方に分かれ、橋を八つ渡してあったから。(30字程度)/問四 ウ(各句の頭に「かきつばた」の五文字を折り込む折句)/問五 「つま」=衣の褄/妻、「はるばる」=遥々と「張る(衣を張る)」の縁で意味が重なる/問六 ウ

世界史 大問一 問一 1:ベルリン 2:バンドン/問二 ア・ウ(エチオピア、リベリア)/問三 (南)アフリカ戦争(ブール戦争)/問四 イ(bとc正しい)/問五 エ(平和十原則)

世界史 大問二 問一 1:ペスト 2:農奴 3:コレラ/問二 『デカメロン』/問三 イ→ウ→エ→ア/問四 ウ(aとbとdが正しい。cは誤り=発生源はスペインと確定していない)

調査の限界:実物確認は各年度とも1〜2日程のみ。改革前(2020年度以前)の詳細は二次情報ベースの推測を含む。倍率データは大学公式PDFと完全一致を確認済みだが、個別の出題内容(テーマ史の具体的な題材など)は有償データベース限定の情報が多く、公開情報だけでは裏取りできないものがある(=検証不能であって捏造ではない)。
異文化コミュニケーション学部

異文化コミュニケーション学科

GLAP(Global Liberal Arts Program)を擁する、少人数・国際色の強い学部。

入試制度

試験日国語選択科目(1科目)外国語合計配点
2/6・2/8・2/9・2/12・2/13 現代文中心(漢文を除く)200点 地歴/数学/公民から1科目 150点 外部検定 or 共通テスト英語 200点 550点

独自日程はなし(2/11は文学部のみの制度)。共通テスト利用入試は3科目型(450点満点)・6科目型(800点台)で個別試験なし。

GLAP(Global Liberal Arts Program)について:GLAPは異文化コミュニケーション学部の下位区分ではなく、別建ての独立プログラム。一般入試を実施せず、総合型選抜/国際コース選抜のみで選抜される少人数プログラム(Dual Language Pathwayで定員目安15名程度)。「国際系」という共通点はあるが入試制度上は完全に別物なので混同しないこと。

倍率の推移(一般入試・学部共通日程)

0.0 2.5 5.0 7.5 10.0 5.6倍 2020† 8.5倍 2021† 7.3倍 2022 6.9倍 2023 4.4倍 2024 5.2倍 2025 6.6倍 2026
年度志願者数合格者数実質倍率
2020†9501645.6倍
2021†1,9642238.5倍
20221,6182127.3倍
20231,4021966.9倍
20241,3352894.4倍
20251,5312775.2倍
20261,8092606.6倍
† 2020・2021年度は大学公式資料での裏取りができていません。該当年度のPDFは大学サイトから既に削除されており、調査時点でInternet Archive(web.archive.org)自体が障害でダウンしていたため、予備校サイトの二次情報のみに基づく数字です。2022〜2026年度は大学公式PDFで確認済み(複数年度のPDFに前年値が併記されており相互一致も確認済み)。また2021年度は入試制度改革(学部個別日程→学部共通日程への再編、複数日程併願制の導入)があった年のため、2020年度以前との単純な経年比較には注意してください。

出典(2022〜2026年度):立教大学公式サイト入試結果PDF。共通テスト利用入試の倍率は別枠(例年3〜6倍台で推移)。

出題傾向

  • 英語は独自問題ではなく、外部検定試験のスコアまたは共通テスト英語の得点換算を用いる(2021年度以降の全学共通の制度で、この学部固有の特徴ではない)。
  • 国語は現代文中心で漢文を含まない(他学部の学部共通日程と同一問題)。

出典:パスナビ、スタディサプリ進路等の入試情報サイト(二次情報)。経営学部のような実物過去問精査は行っていない。

文学部

史学科(世界史学専修)

文学部は他学部と異なり独自日程・独自問題(2/11、漢文を含む国語・独自英語試験あり)。

専修(世界史学・日本史学・超域文化学)は出願時ではなく入学後(入門演習後)に決定します。そのため入試結果も学科全体でしか公表されておらず、「世界史学専修だけの倍率」は大学の入試結果資料に存在しません。以下はすべて史学科全体の数字です。

入試制度

試験日国語地歴(1科目)外国語合計配点
学部共通日程
(2/6・8・9・12・13)
現代文2題+古文1題(漢文なし)200点 地理探究/日本史探究/世界史探究から選択 200点 外部検定 or 共通テスト英語 200点 600点
2/11 独自日程
(文学部だけの制度)
現代文1題+古文1題+漢文1題(3題構成・75分)200点 150点 外部検定を使わない文学部独自の英語筆記試験 200点 550点

2/11だけ漢文が出る・英語が外部検定でなく独自試験になる、という2点が文学部最大の特徴。他学部と併願する場合は学部共通日程、文学部に絞って対策できるなら2/11も選択肢になる。

倍率の推移(史学科・学部共通日程)

0.0 2.2 4.5 6.8 9.0 4.3倍 2020† 6.9倍 2021† 4.5倍 2022 3.5倍 2023 4.1倍 2024 4.7倍 2025 7.1倍 2026
年度志願者数合格者数実質倍率
2020†1,2452744.3倍
2021†1,4252016.9倍
20221,2292584.5倍
20238962463.5倍
20241,1132574.1倍
20251,2942624.7倍
20261,2381677.1倍
† 2020・2021年度は大学公式資料での裏取りができていません(理由は異文化コミュニケーション学部と同じ。該当PDFの削除とInternet Archiveの障害が重なったため)。2022〜2026年度は大学公式PDFで確認済み。

出典(2022〜2026年度):立教大学公式サイト入試結果PDF。

2/11独自日程の倍率(参考)

年度志願者数合格者数実質倍率
20225071164.0倍
20234351253.3倍
20245421284.0倍
20254981044.5倍
2026509726.7倍

2020年度以前は「全学部日程」という2021年度改革前の別制度の数字しかなく現行の2/11と接続できないため掲載せず、2021年度分は不明。学部共通日程と2/11は大学公式でも別表扱いで、合算した公式値は存在しない。

出題傾向

  • 学部共通日程(2/6等)は現代文2題+古文1題・漢文なしで、他学部と共通問題(配点のみ異なる)。
  • 2/11独自日程だけ、現代文1題+古文1題+漢文1題の3題構成(75分)。漢文が出るのはこの日程のみという点が文学部最大の特徴。
  • 古文は『源氏物語』が頻出とされる(複数の受験対策サイトが指摘)。現代文は毎年40〜50字程度の記述説明問題が出る傾向。

出典:立教大学公式「出題意図」資料、パスナビ等の受験対策サイト(二次情報)。経営学部のような実物過去問精査は行っていない。

参考

他学部一覧(概要)

上記3学部ほどの深掘り分析(倍率の裏取り・実物過去問精査)は行っていない、学科構成の整理のみです。

  • 文学部(史学科以外):キリスト教学科/文学科(英米文学・ドイツ文学・フランス文学・日本文学・文芸思想の5専修)/教育学科
  • 経済学部:経済学科/経済政策学科/会計ファイナンス学科
  • 理学部:数学科/物理学科/化学科/生命理学科。他学部と異なり学部独自の入試日程・問題を維持
  • 社会学部:社会学科/現代文化学科/メディア社会学科
  • 法学部:法学科(法曹コースあり)/国際ビジネス法学科(グローバルコースあり)/政治学科
  • 観光学部:観光学科(観光ビジネス・地域振興)/交流文化学科(都市・地方・国際の交流)
  • コミュニティ福祉学部:福祉学科/コミュニティ政策学科(2年次からコミュニティ学専修・政策学専修に分岐)
  • 現代心理学部:心理学科(臨床心理士・公認心理師対応)/映像身体学科
  • スポーツウエルネス学部(2023年設置):学科制ではなく3領域制(アスリートパフォーマンス/ウエルネススポーツ/環境・スポーツ教育)
  • 環境学部(2026年4月新設):環境学科の1学科のみ。開設から日が浅く過去問の蓄積が薄い

出典:立教大学公式サイト(学部学科の一覧・各学部ページ)、パスナビ、スタディサプリ進路等(2026年9月時点)。入試制度・募集人員は年度により変わるため、出願時は必ず最新の学生募集要項で確認すること。

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このサイトについて

調査方法

立教大学公式サイトの入試結果資料・学生募集要項、パスナビ・河合塾Kei-Net等の進学情報サイト、および経営学部については2021〜2026年度の実物過去問(東進過去問データベース経由)を根拠にしています。倍率データは大学公式の入試結果PDF(一部Wayback Machine経由)と個別に突き合わせて一致を確認済みです。

調査の限界

  • 過去問の実物精査は経営学部(国語・世界史)に限定されており、異文化コミュニケーション学部・文学部史学科については制度・倍率・一般的な出題傾向の整理にとどまります。
  • 出題内容の個別事例(どの文章・テーマが出たか)は、有償の過去問データベースでしか確認できないものが多く、公開情報だけでは裏取りできない項目があります。検証できていない箇所はその旨を明記しています。
  • 入試制度・配点・募集人員は年度により変更されるため、出願前に必ず大学公式の最新の学生募集要項を確認してください。

最終更新:2026年9月。誤り・古い情報に気づいた場合の連絡先は特に設けていません。あくまで参考資料としてご利用ください。